包茎治療のためには一般病院の泌尿器科、または包茎専門のクリニックで包茎手術を受けることになります。
一般病院の泌尿器科では、保険診療の適用が認められます。保険証が使えて3割負担で済みます。しかし、条件があります。
一方、包茎専門のクリニックは美容外科クリニックですから自由診療です。
多くの包茎で悩んでいる男性は泌尿器科ではなく、包茎専門のクリニックで治療を受けているのが現実です。
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泌尿器科の包茎手術
一般病院の泌尿器科で保険適用の包茎手術を受けるには、
「真性包茎(しんせいほうけい)」
または
「嵌頓包茎(かんとんほうけい)」であるのが条件です。
この2つが保険適用となるのは「治療をしなければ、日常生活に支障をきたす疾患(しっかん)」だからです。
包茎の中で、真性包茎と嵌頓包茎は日常生活に支障が生じるため、保険が適用になるわけです。
男性シンボルの状態が真性包茎なのか、それとも仮性包茎なのかは医師の判断によって決まります。
真性包茎と診断される割合は非常に少なく、全体の1~2%と言われます。仮性包茎の男性は、真性包茎に比べて圧倒的に多いのです。
ですから、包茎男性の多くは包茎専門のクリニックで治療を受けているのです。
泌尿器科の手術方法
子供の場合は「背面切開術」、大人の場合は「環状切除術」で手術を行う泌尿器科もあります。
なお、泌尿器科によっては「環状切除術」で手術を受ける場合、自由診療となり保険が使えないことがあります。予め病院で詳しい説明を聞く必要があります。
包茎手術の費用
真性包茎の手術費用は保険適用(3割)となるため、術後の医薬品を含めて数万円が目安です。これも予め病院で詳しい説明を聞きましょう。
まとめ
「真性包茎」や「嵌頓包茎」でしたら、病院の泌尿器科で手術を受けることで保険適用を受けられるメリットがあります。
手術費用を優先して包茎治療を受けたいならば、一般の泌尿器科に相談するといいでしょう。
一方、包茎治療専門の美容クリニックでは、保険治療を受けることができません。
それにもかかわらず、真性包茎の方でも美容クリニックで包茎治療を受ける人がいます。この理由は、泌尿器科と美容クリニックは同じ医療機関ながら、ポジションが異なるからです。
【泌尿器科】
泌尿器科は保険が適用になる疾患の治療が前提です。審美的なものはあまり考慮されない傾向があるようです。
【包茎治療クリニック】
包茎治療の美容クリニックの治療は術後の仕上がりにも配慮します。
例えば、女性の美容クリニックでは、美容整形、脱毛、脂肪吸引、豊胸術、二重まぶた等の手術を行います。女性の美容クリニックは美を追求する女性のための自由診療所。
包茎治療専門のクリニックは男性のシンボルを治療して整形する自由診療所と解釈すればいいでしょう。
医療機関によって特徴がありますので、それぞれの違いを十分理解した上で医師に相談することをおすすめします。